大学2年生になって初めてクラスメイトの笑いをとって来ました。

 今日は午後1時から6時半までという5時間半にわたる恐ろしく長い授業がありました。みんなが疲れている中とてもやさしい女子生徒が休憩時間中に教室を飛び出し,カントリーマームの差し入れをくれました。久しぶりに聖母を目の当たりにしたような気分でした。その一方で悪魔の存在が頭の片隅によみがえったのもまた事実でした。

 忘れもしません,今から4年も前の7月のことです。林間学校のバスのなかで悪魔は背もたれとともに私にもたれかかりました。ええ…リクライニングというやつです。それも最大限の。悪魔は私にぼそぼそとした声でうつむきながら囁きました。おそらく,光と人が苦手だったのでしょう。「お前の持っているカントリーマームをよこせ!Kurrryyyy!Kurrryyy!,そうしたらリクライニングは戻してやる。」と。私はリクライニングを戻してほしかったこと,そして謎のうめき声にすっかり怖くなってしまって,持っているカントリーマームの殆どを差し出したのです!すると,悪魔はさっきの脅しや奇声がまるで幻想であったかのように私に語り掛けるのです!「umauma-^^」と。(何と言っているかわからなかったところはアルファベットでそれに近い音を表現しています。私にとってはそれはもう恐ろしいことでしたから...)意味の分からない言葉を発した後悪魔はリクライニングを戻してどこかへ消えていきました…

 このインパクトの強すぎる話をだいぶ薄めた話(カルピスの原液1滴をジャグに入れたぐらい薄めた)話を大学の同級生に話したところ,とても笑ってくれました。

                                                                   -fin-

2外クズ列伝その1-減点のデフレーションを引き起こす男―

まずは一人目(Aとする)

Aはデカいし見た目もイカツイしで一見近寄りがたいのだが,関西弁でとてもフレンドリーだ。そんなAは週に何度かある第二外国語のうち特定の1つサボりまくっていた。その授業の先生の評価方法は期末テストが50%,小テスト,中間テスト,出席点(以下平常点)が50%で遅刻,欠席は出席点がつかなくなるのだけではなく,減点されてしまうというものであった。自分もその授業には15回のうち3欠席1遅刻(厳密にいうと2欠席,4遅刻)であったため,減点にはヒヤヒヤしていた。(こんなんでもいい成績をとりたいとは思っていたんや...)しかし,その減点方法とは学生が単位をとるために情に満ちたものだった。

具体的に言うと平常点が合格点である60%を下回る人がいないように減点するというものだった。Aは平常点のスコアがクラスでぶっちぎりの最下位(小テストは平均が85%近くあるが彼曰はく7割をとったことがほとんどないらしい)で,減点前の得点が6割スレスレなのだ。そんな彼の点を基準として減点が行われた結果,1回の遅刻による減点は平常点換算で僅か0.06点!つまり,自分は平常点0.6点分しか減点されなかった。(教員によれば例年通りなら,自分はどれだけ低く見積もっても5点は減点されていたらしい。)減点を約1/10にした男Aのおかげで自分は好成績(最高評価)をもらうことができた。(Aも単位はとれたらしい。)  

-fin-

2外クズ列伝(序章)

自分の第2外国語クラスはクズぞろいだった。現在所属している学科はまじめな人が多く,遅刻する人もほとんどいない。正直あのクズさに慣れていた自分としてはかなり窮屈だ。あのクラスへの郷愁,憧れを取り払うために何人かいたクズのエピソードを紹介しよう。(戻りてぇ...まぁ誰一人として友達いなかったけど...)