大学2年生になって初めてクラスメイトの笑いをとって来ました。

 今日は午後1時から6時半までという5時間半にわたる恐ろしく長い授業がありました。みんなが疲れている中とてもやさしい女子生徒が休憩時間中に教室を飛び出し,カントリーマームの差し入れをくれました。久しぶりに聖母を目の当たりにしたような気分でした。その一方で悪魔の存在が頭の片隅によみがえったのもまた事実でした。

 忘れもしません,今から4年も前の7月のことです。林間学校のバスのなかで悪魔は背もたれとともに私にもたれかかりました。ええ…リクライニングというやつです。それも最大限の。悪魔は私にぼそぼそとした声でうつむきながら囁きました。おそらく,光と人が苦手だったのでしょう。「お前の持っているカントリーマームをよこせ!Kurrryyyy!Kurrryyy!,そうしたらリクライニングは戻してやる。」と。私はリクライニングを戻してほしかったこと,そして謎のうめき声にすっかり怖くなってしまって,持っているカントリーマームの殆どを差し出したのです!すると,悪魔はさっきの脅しや奇声がまるで幻想であったかのように私に語り掛けるのです!「umauma-^^」と。(何と言っているかわからなかったところはアルファベットでそれに近い音を表現しています。私にとってはそれはもう恐ろしいことでしたから...)意味の分からない言葉を発した後悪魔はリクライニングを戻してどこかへ消えていきました…

 このインパクトの強すぎる話をだいぶ薄めた話(カルピスの原液1滴をジャグに入れたぐらい薄めた)話を大学の同級生に話したところ,とても笑ってくれました。

                                                                   -fin-